2011年12月アーカイブ

今年は東日本大震災が発生した年でした。
被災地から遠く離れた元被災地で暮らす私には祈ることしかできませんでしたが、そんな私に被災地へ行くきっかけを作ってくれたぬりえ日本の学生たちには感謝しています。そして今後も何らかの形で関わり続け見守っていきたいと思っています。

震災の少し前当社内にも大きく揺れる出来事がありました。組織の大改革を行ったのです。これは同業他社を驚かせるような大変大きな動きだったのですが、我々の決断は正しいものでした。
昨年の同じ日に私は当ブログで設備の自慢とモノ作りのこだわりへの決意、それらがもたらす明るい未来への期待について書きました。しかしそれを実現させる形になっていませんでしたので、今年前半に前述の大改革を行ったのです。そして我々はその賭けに勝ちました。今秋から品質に対して胸を張れるようになったのです。

地面を掘っても石油が出てくる訳でもなく、他の資源にも恵まれているとは言えないこの国では、頭を使いこだわりを持ち続けたモノ作りをしていかなければならないと思います。先人たちが築きあげてくれた「made in JAPAN」ブランドを汚していて我々の子孫たちに明るい未来が訪れるとは思えません。

東日本大震災が教えてくれました。モノ作りへのこだわりの重要性、1+1を2以上にする絆の大切さ。

我々は地に足をつけ良いモノ作りを追求する集団である道を選びました。役立つモノ作りをする役立つ人々が作る役立つ集団になる道を選びました。
我々には活版印刷機もあります。
我々にはプログラミング技術もあります。
我々には大判UVインクジェットプリンタもあります。
我々には美しい組版や画像補正の技術もあります。
我々には菊全判の4色印刷機もあります。
我々には環境保護に対する意識と高精細印刷の技術もあります。
我々には印刷人としての誇りもあります。
我々にはモノ作りにこだわるプロ意識もあります。

東日本大震災が教えてくれました。我々の選択が正しいことを。

皆さま、よいお年をお迎えください。
私はよい年を迎えます。

と言っても歯磨き粉(粉?今でもやっぱりこう言う?)のことではありません。

万年筆の書き味にこだわって抄造したLiscio-1(万年筆以外でももちろん書き味のいい紙)を使って徹底的に「白」にこだわって作ったノートが完成しました。

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表紙の布地・スピン(しおり)もこだわり抜いたのですが、罫線まで白にするとは・・・。しかもこの白インキは何度もテストを重ねて選びに選び抜いたものです。

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白の紙に白インキで印刷する際に表裏の見当を合わせたり、製本工程で何を当てに折ったらいいか等工夫を凝らしていますが、それは内緒。企業秘密ってことで・・・。
とにかく今後文房具の制作に力を入れていこうと思っていますので、ご期待ください。
「CIRO」というこのノート、クリスマスプレゼントにいいかもしれませんね。と言ってももう遅いか・・・。結婚式の引出物なんかにもいいかも・・・。
https://fromkobe.jp/contents/1-27.html

国内

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だったらいいというものではないでしょうが、どうせだったら国内にして欲しかったと思うようなニュースってありますよね。

これだけ国内の景気が冷え込んだ状態が続くから草食系男子が増えるんだと思います。
ま、肉食系男子ばかりになればいいってもんじゃないでしょうが、モテたいという男の思いが経済に良い影響を与えることも多いと思うのですよね。
女性にモテたい男ってのは純粋っちゅうか健気っちゅうか、単純っちゅうかアホっちゅうか・・・。
とにかく閉塞感からの解放が2012年に訪れますように!

それにしてもカジノが国内にあったらなぁ・・・。
それにしても2、3,000万円する国産のスーパーカーがあったらなぁ・・・。

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