一昨日生まれて初めてしっかりクラシック音楽というものを聞きました。
今から1年近く前、神戸のあるBARで佐渡裕さんに偶然お会いし、その時に佐渡さんが私の持つ鞄を見て興味を持たれたことから始まったことでした。
ちょうどその頃そのBARの常連さんたちが、50歳を迎えられる佐渡さんにプレゼントをしようと企んでいたらしく、鞄もプレゼントの候補に上がっていたそうでした。そこで、もうオーダーの鞄は作らないと言っていたル・ボナー松本氏を説得する役割が私に回ってきて、私もプレゼントする一人に加えてもらったのです。
そして昨年末無事にプレゼントできて喜んでいたら、佐渡さんがお返しにその企てに参加した約10名をコンサート&食事へ招待してくださいました。
ということで一昨日の日曜日に兵庫県立芸術文化センターでのコンサートに行くことができたのです。
「ジャジャジャジャーン」そこしか知らなかったベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が最後の曲でした。
何故なんでしょうか、曲の最後の方から涙が止まりませんでした。ボロボロボロボロ涙が溢れ出てくるのです。何なんでしょうね。何の涙なんでしょうね。自分でもビックリしました。単純な「感動」なのでしょうか。クラシック音楽について全く何の知識も無い訳ですから、まるで生まれたての赤ん坊のような気持ちで受け入れることができたのでしょうね。それにしても本当に素晴らしい経験でした。
その後のステーキもスコッチも素晴らしかったですが、あの日はやはり音楽が一番心の奥底に響きました。
大変贅沢な一日でした。
(こちらの方が上手に詳しく書いていますので・・・。因みにル・ボナーでの写真の撮影者は私です。)
2012年の春も
新年度が始まり数日が経ちましたが、春らしい気温になったのは一昨日くらいからですね。
当社は8月決算なので特に4月に何かある訳ではないのですが、新年度向けの印刷物等で忙しくさせていただいていますので、やはり新たな気持ちを持つことができます。
そう考えると我々は9月に始まる当社の新年度、1月の新年、そしてこの4月と1年に3回も心を新たにリスタートできる機会を与えられているのですね。
それを活かしましょうよ!>社員諸君&私
そして今春当社には2名の新人が加わりました。両名とも18歳男性でとても初々しいです。
考えてみれば私の長男よりも年下であり、そういう若い人たちと一緒に仕事をすることになったのです。
社長として、一緒に仕事をする仲間として、そして父親代わりとして彼らと長く付き合っていきたいと思っています。
そういえば4月1日に当社のホームページをリニューアルしました。
私の似顔絵が大きく出ていますが、これは決して私が望んだことではありません。
それほど嫌がりもしませんでしたが・・・。
お客様の情報発信のお手伝いをする我々はもっと情報発信も上手にならないと常々思っています。
そのためにもスタッフのリレーblog等はいい試みなのではないかと私も期待しています。
どうぞご覧ください。(http://www.d-wa.co.jp/)
さらに社のPRをさせてください。
どこの印刷会社に発注しようかとお悩みの方は大和出版印刷へどうぞ!
18歳から80歳までの個性豊かなスタッフが真面目で親切に対応させていただきます!
うちのスタッフは全員真面目で親切ですから間違いありません。
で、バカ社長の私は今年も中華料理屋のオヤジと激辛対決。
今年は最終兵器デスソースをチラつかせている。最終日の「MAXやで!」の声におののいたものの・・・。
やっつけたった!3戦3勝!
私にはこれくらいしか自慢するものがありません・・・。
いやいや、当社のスタッフのことは自慢できます!
どうぞご贔屓に!
2011年度最終日に
東日本大震災からちょうど7ヶ月経った2011年10月11日に気仙沼のるかちゃんに作ってもらったミサンガが昨晩切れた。正確には2012年3月31日午前1時。
ミサンガは切れると願いが叶うというから喜ばしいことであるのだろうけど、寂しさで胸が締めつけられるようだった。
僕の手首からミサンガは消えたけど、被災地への思いは決して薄らぐことはない。
明日から始まる新年度がるかちゃんたちにとって希望に満ちたものになることを心から祈ってる。
そして僕は神戸の印刷会社の社長として本業を頑張り、被災地の皆さんへ少しでも役立てることをしていき続けたいと思う。
ミサンガが消えた右手を見ながら何故か一人称が「僕」になっていることを不思議に思った。
あほんだら
昨晩当社の顧問デザイナーじんちゃんと飲んだ。
私は日頃社員に「自分の仕事を客観的に見なさい。我々が社会に対してどのように役立てるか客観的に考えなさい。」と言っている。
俺はそうできていると思ってたけどなぁ・・・。
社員に媚びるつもりは毛頭ない。むしろあほんだらと罵りたい奴がおるくらい。
でも私は社員に恵まれてるんだなぁ。日本側にも中国側にも本当に恵まれてるんだなぁ。
社員は気持ち悪いと思うだろうけど言っておくよ。「おおきに。」
色々あるけどええ奴らやなぁと思ってる。
しばらく言わへんで!
昨晩じんちゃんと話してて気付かせられた。
祈り
明日であれから1年。
ああしておけばよかった、あの時点に戻れるなら・・・。
どうしてもそんなことを考えてしまうことでしょう。
私もこの数年で大切な人たちを何人も亡くしてきました。
だからと言って明日人生が終わっても悔いはないという生き方ができているとは思えません。でも根本には今やれることはできるだけやっておこうという思いはあります。「やらないでする後悔」より「やってする後悔」を選ぶ癖も付いてきました。
ああしておけばよかった、あの時点に戻れるなら・・・。
私にもたくさんあります。
忘れられないことは忘れるべきでないことなのでしょう。
忘れることができるから生きていけることもあれば、忘れられないことがあるから生きていけることもあるはず。
心にたくさんの深い傷を負った被災地の皆さんのことを思うと胸が痛みます。7月と10月にお邪魔した気仙沼の皆さんの言葉が刺さります。
「今さらローンは組めないからどうしようっかねぇ。」
「命は助かったんだけどねぇ。」
「いとこが死んじゃった。」
「うちなんかはマシ。もっと大変な思いをしてる人がいっぱいいるから・・・。」
好きな気持ちと感謝の気持ちは伝えておきましょう。それを伝えていなかったら後悔は大変大きなものになります。間違いありません。嫌いな気持ちと恨む気持ちを伝えるのは後回しにしましょう。それを伝えていなかった後悔はほぼ無いでしょう。
気仙沼に行きたくてしょうがない今となっては縁があったとしか思えませんが、縁もゆかりもなかった気仙沼の人々との出会いを作ってくれた「ぬりえ日本」の学生たちには感謝しています。
今から被災地から遠く離れた神戸よりキャンドルの灯に想いを込めます。明日その画像が気仙沼に届けられるそうですね。
被災地の皆さん、何もできなくてゴメンなさい。でも心の中ではいつも祈っています。今からは私にできることを小さくても長く続けていきたいと思っています。10月に気仙沼を訪れた際、るかちゃんに作ってもらったミサンガはまだ美しいままです。本当は切れた方がいいのでしょうが、少しでも長く想いを込めてからの方がいいと思っています。
ミサンガ1日に何回も見ます。もちろん何度も見ます。何度も思います。祈ります。
客観的な目
昨晩、先日日本の永住権申請を却下された中国人青年と飯を食った。
10年以上も日本にいて日本を愛している彼なのでさぞかし落ち込んでいるだろうと励ましの意味を込めた送別会として誘った。
ところが彼は元気いっぱい。今週末に帰国するが、再申請のために3月にはまた来日するらしい。
その再申請が却下されたらまた皿洗いからスタートして一から出直すと笑顔で語るのだ。
彼は日本のもてなしの心や行儀の良さを中国に広めると共に、中国に住む日本人に安心の食材を提供し、日本の心と雰囲気でもてなす店を作りたいとも考えている。
その実現には日本で会社を設立する方がスムースに進むようで、そのためにも永住権を取得したいようだ。
彼の計画の根本には日本の文化への敬意がある。
それはどの時代、どの世界にも通用する正しく稀有なものであると彼は確信を持っている。
日本を客観的に見る彼こそ日本の売り物を正しく見極めているとも思える。
彼の活躍を見守りたい。
別れ際彼が言ってくれた。「必ず事業を成功させて上海で武部さんをもてなしますよ!」
楽しみにしてる。
みんなも頑張っている
自分も頑張らねば。
ちょうど一週間前、中学時代のプチ同窓会があった。
プチと言っても30名近く集まった上、2名の恩師も参加してくださったので大変賑やかなものとなった。
中には25年以上会っていなかった奴もいたので冒頭から皆のテンションが上がり、1時間もすれば汗が吹き出し声がかれてしまうほどだった。
男子校の同窓会なので華がないと思っていたが、そのかわり遠慮ない思い出話・暴露話で本当に楽しい時間だった。
3時間など驚くほどあっという間に過ぎたのだが、その中で色々な事件(という程のものではないが)によく出てくる私の名前。
私が覚えていないことも多かったのだが、複数の同窓生が言うのだからおそらく間違いはないのだろう。
恥ずかしい話ばかりで汗の量が尋常でなかった。
今年45歳になるおっさんの集まりでも、恩師が話を始めると背筋を伸ばして耳を傾ける。
子どもを母校に送り込んでいるたくさんの同窓生。
やはり関西学院(今は啓明学院も)は素晴らしい。
恩師が「個性を大切にする学校だが、その中でもお前らの学年は個性が強かった。」と。
しかし私は思った、当時の先生方の個性は相当強烈だったと。
64年目にして
昨夜の幸福感も覚めやらぬうちに今日も幸福感が・・・。
64年目にして初めて商標というものを取得しました。
何か嬉しいなぁ。
「神戸らしさ」「こだわりのモノ作り」「味わい深いもの」をキーワードに色々企んでいきたいと思います。
乞うご期待!
社長冥利
昨日大連から帰ってきました。
春節前ということで忘年会もしてきたのですが、その席でまたやられてしまいました。
一人ひとりのスピーチ中、何度もこみ上げてくるものに抵抗していたのですがダメでした。
どうも大連のみんなは私の涙腺を緩ませるツボを知っているようです。
チームで仕事をする充実感を口々に語るのです。1+1が2より大きくなることへの喜びを語るのです。
これはいけません。これは私の涙腺を刺激します。
年々、いや日々緩くなる涙腺はこらえきれませんでした。
一人ひとりの成長、組織の成長が嬉しくてたまりません。この会社の社長でよかったと心から思える瞬間でした。ありがとう、みんな。
しかし拭うために差し出してくれたティッシュは随分早く出てきたなぁ。みんなの予定通りだったのか・・・。
あけましたね
あけましておめでとうございます。
弊社も昨日から今年の営業をスタートしました。
昨日朝礼で全員元気に揃った社員の顔を見たのですが、みんな明るく希望に満ちた輝く目をしていましたので、めちゃくちゃテンション上がりました!
やっぱり今年はええ年になりまっせぇ!
と思ったら今日の昼の風景。
緑のたぬきをおかずに赤いきつねを食う46歳の社員。とてもいい組み合わせだとは思いますが、何となく物悲しさがただよっていました。すまんのう。
と言う私の昼食はどん兵衛でしたが・・・。
この写真を見て関東バージョンと気づいた人はどれくらいいるのでしょうか。
今年最初に更新したブログのネタがこれか・・・。ま、平和ってことで。
すまんのう。