悲しい知らせに

今日は朝から深く落ち込んでしまっている。
私がファンになったクリーニング屋さんが来月いっぱいで店じまいするとのこと。
理由は高齢化と共に後継者の育成ができなかったことらしい。
残念で残念でたまらない。
クリーニング技術は古典芸能ではないから税金の投入もないし誰からの援助もない。
安価なチェーン店の拡大、チープファッションの台頭、クールビズの定着と逆風続きだったに違いない。
そんな中仕上げの美しさ、丁寧な対応と本当に心から好きな名店だっただけに残念でならない。
何度も何度も繰り返すが、本当に残念だ。
我々も技術力を高めて品質で勝負しようとしている。
サービスも含めてあらゆる品質で。
しかし、それだけでは長く事業を続けていくことはできない。
日々の業務に集中しつつ人を育て後継を作り、やりがいや誇りを持ち続ける集団にならなければならない。
長く続くデフレ不況という暗く不気味な妖怪と戦わなければならないのだ。
良いものが長く続き、未来へ夢を持てる時代を作っていかなければならないと思う。
そんな時代になればいいと願っているだけではダメだ、我々で作らなければ。
そんな年代になったんだと思う。
残念ながら一つのこだわりが、一つの誇りが、一つの文化が終わりを告げようとしている。

コメントを残す

*

CAPTCHA