兵庫県功労者表彰

この度、兵庫県功労者表彰の栄に浴することとなりました。

功労者とは少々照れくさい気持ちもございますが、印刷産業の振興に貢献したとのお言葉をいただき、ありがたくお受けする次第です。

 

 

産業振興において大切なことは、まずその業界に対する広く深い知見と、社会的意義を客観的に捉える視点を持つことが挙げられるでしょう。しかし最も根底にあるべきものは、その業界への「愛情」ではないかと思っています。たとえ片思いであったとしても、深く持ち続けた愛情こそが長い歩みを支え、成果へとつながるものだと信じているからです。

私は「印刷屋のせがれ」として、「印刷屋の創業者の孫」として生まれました。印刷業界を愛することは、私にとってごく自然なことでした。

先日任期満了をもって退任いたしました兵庫県印刷工業組合の理事長職を6年間務めることができたのも、その愛情があればこそと感じています。同じく業界を愛する組合員の皆さんとともに歩んだこの6年間は、言葉に尽くせないほど充実し、感動的なものでした。

人生を振り返るにはまだ早いと思っておりますが、この度の表彰を機にこの6年間の歩みを思い起こし、お支えいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

会場では部門ごとに部屋も動きも別々でしたので、アイコンタクトくらいしかできませんでしたが、新神戸駅で捕まえました!

同年に受賞できたことを喜び合うことができました。

ご本人から掲載の許可をいただきました。

退任

本日開催されました兵庫県印刷工業組合の通常総会におきまして、任期満了により理事長を退任いたしました。(正式には5月27日付)

おかげさまで、3期6年を務めることができました。

 

 

就任はコロナ禍の真っ只中、2020年のことでした。

先行きの見えない混乱の中にあっても、「やらない言い訳ではなく、やれる方法を考える」——この一点だけは、6年間一度も曲げることなく貫いてまいりました。

振り返れば、印刷業界へ恩返しをするつもりで理事長職を引き受けたはずでした。

しかし実際には、私の方がはるかに多くのものを与えていただいたように思います。数えきれない学び、そして各地の仲間たちからの刺激——これらはすべて、かけがえのない財産となりました。

これからは立場を変え、今度こそ恩返しを果たしてまいりたいと思います。

6年間、常に支えてくださった組合員の皆さま、献身的にお力添えいただいた事務局の皆さま、そして全国の仲間たち——皆さまへの感謝の気持ちは、言葉では言い尽くせません。

本当にありがとうございました。

あの世からじいさん・親父・兄貴が、少しくらい労ってくれているといいのですが。

好きなもの

万年筆や時計、三浦俊彦さんのデザインする服やLITTLE SUNSHINEのタオルも好きだけど、他に好きなものを並べてみよう。

と、飲みながら思った。

「華麗なる賭け」のキスシーン

「D r.コトー」の卵焼き

「レ・ミゼラブル」の歌声

「傷だらけの天使」のリアカー

「グランブルー」の青さ

唐沢寿明演じる財前五郎の無念

「タワーリングインフェルノ」の熱さ

「北の国から」の草の匂い

11月中旬16時頃の東の空の雲

東京ガスのCM「やめてよ」

「ビューティフルライフ」の渡部篤郎

「風のガーデン」の黒木メイサ

「恋しくて」のメアリー・スチュアート・マスターソン

「ウエストウイング」のアリソン・スミス、テリーポロ

「半沢直樹」の上戸彩

「The OC」のミーシャ・バートン

「コールドケース」のキャスリン・モリス

「オレンジデイズ」の柴咲コウ

「セントエルモスファイアー」のデミ・ムーア

「めぐり逢えたら」のメグ・ライアン

私のムニちゃん

ボノボの生き残り戦略

羽生善治九段と森内俊之九段の対局時の

立ち居振る舞い

ランニングゲイルの弥生賞

井上尚弥選手のドネア2

美味園の五目焼飯・ワンタンメン

フラミンゴのロイヤルステーキ

志ん朝師匠の「大工調べ」

ナイツの「寿限無」

「監察医朝顔」のつぐみちゃん

「99.9」の「説明になってない」

「ごめんね青春」の第9話「あーおもしろかった」

遺伝子構造が遠くて、好みが近い人

程よい香りのシングルモルト

新しく出会う知識

墓参

細かい気配りに気付いてくれる細かい気配りができる人

 

もっともっとあるはずなんだけど。

いつの世も

先日始まったドラマ「ラムネモンキー」はおもしろそう。

1988年と2026年を行ったり来たり。

マチルダもいいし、たまに入る時代感もいい。

「不適切にもほどかある」の新春スペシャルは色々な時代と2026年を行ったり来たり。

ドラマはそれほど多く観ないが、脚本家の名前で選んで観てしまう。

子どもの頃によく観ていたのは、その当時が舞台になった青春ドラマ・刑事ドラマ・学園ドラマ。

リアリティは微妙なものもあったが、その時代だけを映していたように思う。

金八先生シリーズのように、取り上げる題材がその時代の問題点を浮き彫りにするようなものが多かった。

ということは現在の問題点を表すには過去との比較が必要となったくらい、特殊な状態であるということなのだろうか。

間に入るCMに法律事務所や転職サイトが多いことも時代を映していると感じる。

「不適切にもほどがある」の最後のテロップに「不適切な台詞が多く含まれますが・・・2026年当時の表現をあえて使用し放送しました」

これは素敵だ。

考えさせられるメッセージだ。

母校にて。

今日は母校である関西学院中学部で2年生240名に対して、「キャリア講座」で話をさせていただきました。

キャリア教育を研究している身にとって、このような機会を与えていただいたことは本当にありがたいことです。

 

 

各論ではなく、人生設計における大枠について語ったつもりです。

44歳下の後輩たちに私の想いが届き、彼らの人生が豊かなものになることを心から祈っています。

院生生活日記06

先日正式に許可証が届きました。

一年間休学します。

約半年後に任期満了となる兵庫県印刷工業組合理事長職と近畿地区印刷協議会会長職の引継ぎ等、印刷業界への最後のご奉公に注力するためです。

同時にゼミの先生からの「慌てなくてもいいのではないか」、後輩からの「一緒に卒業しましょうよ」の声にも背中を押されました。

研究も続けながら、有意義な時間にしたいと思います。

2027年春に修士号を取得できるよう頑張ります。

関西学院大学大学院教育学研究科2年

武部 健也

吉日


今日は息子の友人の結婚披露宴に出席しています。

息子の友人の披露宴に出席するのは今回で2回目ですが、前回は新郎友人席で、今回は新婦友人席です。

はい、違和感しかありません。

でも周りの友人たちも私を友人として扱ってくれますので、居心地は素晴らしいものです。

幸せな時間を共有できることは本当に嬉しいことで、招待してくれたことに心から感謝しています。

私の息子・娘の結婚はいつになるやら。

僕のおじいちゃん

僕のおじいちゃんは機械工学を学んでいた。

戦時中高校教員をしていた。

戦後印刷会社を興した。

7人の子がいた。

それ以外にいたかは知らない。

孫は16人。

でも後半の孫の名前は知らなかった。

本当は知っていたかもしれないけど。

僕はとても可愛がってもらった。

よく切手を買いに二人で行った。

待ち合わせの三ノ宮駅にはおじいちゃんがいつも先に着いていた。

いつも誰かとしゃべっていた。

しゃべる相手に出会わなかった時にはキヨスクのおばちゃんとしゃべっていた。

話しているのではなくしゃべっていた。

新しい切手は兄貴二人分も含めて三セット週刊誌に挟んで親父に持ち帰らせていた。

必ず手紙が添えられていた。

会うと切手屋さんの前に必ず飯を食いに行った。

一時は鰻にハマり鰻屋さんのハシゴ。

とんかつにハマった時はとんかつ屋さんのハシゴ。

一軒目のオーダーはビールとロースカツ定食二つとヒレカツ定食一つ。

二軒目のオーダーはビールとロースカツ単品とロースカツ定食とヒレカツ定食。

おじいちゃんと小学生の僕の二人。

定食4つを食べるのはキツかった。

私立中学校の入試に合格した時は寿司を食いに連れて行ってくれた。

ウニ・トロ・蒸し穴の繰り返しでおじいちゃんの財布は空になった。

近くの本屋さんの店長に金を借りてプレゼントにメタルテープをケースで買ってくれた。

笑っていたが別れて僕が家に着く前に「あいつどれだけ食うねん」とおふくろにクレームの電話をしていた。

血液型を聞くと「O型以外」と言っていた。

僕のようなアホではないとO型の僕に言っていた。

高校生の時に一緒に北海道に行った。

運転している社員の方に「次の次の信号を右に曲がれ」と言うとそこには酒屋があった。

大学生になってからはよく「養老乃瀧」に連れて行ってもらった。

お酒の好きな人だった。

現金は一円もくれなかった。

美味園のワンタンとタイコーのオーレが好きだった。

人に飲み食いさせるのが好きだった。

病床で「お前は大和出版印刷に入るな」と言った。

でもね僕がいたから今もおじいちゃんが作った会社があるんじゃない?

今はあなたのひ孫が社長をしていますよ。

見守ってあげてください。

ほんまおもろい人やった。

プロに聴く2025

今年もここ加古川南高校に呼んでいただきました。

高校1年生に対するキャリア教育の一環である「プロに聴く」という講座で、2年ぶりにお手伝いさせていただきます。

昨年は出張と重なり参加できなかったのですが、先生方のご厚意により、9月に1年生全員に話をする機会をいただきました。

今年はいつもの6月に3回目の「プロに聴く」に臨みます。

「プロに聴く」ですから、印刷業界のことについての話をしますが、いつも私なりの「どう生きるべきか」に力が入ってしまいます。

未来を創造する若者に想いを伝えます。

私は友人から仕事の依頼があると、当社社員を紹介し、仕事上のやり取りには関わらないようにしている。満足のいかないモノになってしまっても断りにくくさせないことと、仕事上で縁が切れても人間関係の縁が切れないようにするためである。

 

以前、友人と共に仕事をしていた。仕事上のトラブルで、退職してもらうと同時に人間関係も切れた。15年近くも前の話である。彼のおかげで恵まれた縁もあるので、再会し感謝を伝え、再び友人関係を結ぶことができたらと数年前から思っていたが、叶わなくなってしまった。
昨日彼は逝ってしまった。
彼は無邪気で温かく、底抜けに優しく感受性豊かな男だった。間抜けな男だった。可愛い2つ年上の男だった。化学繊維が好きな男だった。僕のことを認めてくれる男だった。
来月還暦を迎えるはずだった。

 

私は友人と仕事をしない。
仕事上で知り合った友人は数えきれないほど多くいるが。