学生生活日記17

昨日、卒業論文を提出してきました。テーマは「高等教育行政に関する研究」です。
リカレント教育を実践する者として、1986年に入学した関西学院大学社会学部と2018年に入学した関西学院大学教育学部の間に感じた学生の質の劣化や、新規卒業者と社会とのミスマッチが、高等教育の現状に起因すると考え、高等教育の変遷と我が国の国際競争力の低下との関連性等について書きました。
書き進むうちに中等教育時の動機付けの重要性を再認識することになるのですが・・・。
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この卒業論文の単位が認定されれば5年間の大学生生活を終えることになります。
関西学院大学教育学部に入学しようとした動機は、教員を取り巻く環境が悪化する中で、教員が理想の教育を実践できるような環境を整えることに役立ちたいと願い、教育学を学ぶためでした。
特に人生設計において最も重要な時期と言える中等教育時代に重きをおいて教育行政・教育制度・学校経営等について学び、卒業研究もそれらのことについて取り組む予定でした。
しかしながら、32年ぶりに入学した母校関西学院大学の質の劣化に驚愕し、卒業研究のテーマを高等教育の現状に変更したのです。
なかなか執筆に取り組めない日々が続き、軽いスランプに陥ってしまったのですが、執筆し始めると18歳人口の減少や、日本の大学の世界的順位の下落、日本の国際経済競争力の衰退、日本の論文の被引用件数の減少等、悲観的なデータばかりが目に付き、さらに深いスランプに陥ってしまいました。
しかし、研究というものは、それら悲観的な事象をどう好転させるかというところに意義があるという考えに至り、何とか11月中旬には約24,000字の卒業論文をほぼ書き終えることができました。
内容的には満足していませんが、ポンコツの脳みそを再起動させて、研究の手順や論文の執筆方法を学び直すことができたことは大きな収穫であったと思います。
今後も何らかの形で学び続け、世の中のお役に立てる人間へ成長したいと思います。
卒業論文執筆完了のご報告という久しぶりの学生生活日記でした。
関西学院大学教育学部5年生 武部 健也

74期末に

今日は当社創業者である祖父の34回目の命日。
8月決算の当社にとって期末の報告も含めて毎年ここに立つ。
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今期は大変厳しいものとなった。
原材料・各種資材・消耗品・光熱費等の高騰を製品価格に上手に反映できなかったことが最も大きな要因である。
長く続くデフレが多くの人々を幸せにしていないことは明確である。
低価格の製品を作るために、国内の雇用状況は悪化し、ここ30年の日本人の平均所得はほぼ変わっていないという状態。
適正品質・適正価格・適正所得。
良いモノ作りで経済発展を遂げたこの国は、もう一度全てを見直さなければならないのではないだろうか。
ほんの少しだけ涼しく感じる墓前で考えた。

8月9日

長崎に原爆が落とされた1945年8月9日を最後に(Let NAGASAKI be the last)と核兵器が使用されていない日数をカウントし続ける折り紙型カレンダー〈Count Origami|カウント折り紙〉の2023年版が出来上がりました。
今年で6年目です。
使っているのは「恩返紙|おんがえし(折鶴奉書)」という再生紙で、世界中から広島や長崎に届く折り鶴を再生した平和への願いが込められた紙です。
色とりどりの小さな紙片が混ざった、風合いのある用紙です。
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翌年8月9日までの13枚のカレンダーを再び折り鶴にして、核兵器が使用されない日々が続き、真の平和がおとずれることを願います。
来年も作成できますように。
https://fromkobe.jp/?pid=169622958
880円(税込み)

伝わりますか

今日は今から兵庫県立加古川南高等学校で、キャリア教育の一環として「プロに聴く」というテーマで話をさせていただきます。
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中等教育時のキャリア教育は大変重要だと考えていますので、このような機会に身の引き締まる思いですが、嬉しくて楽しくてたまりません。
この機会を与えてくださった先生方とPen and message.の吉宗さんに感謝しています。
さぁ、高校一年生の心に届きますように。
伝えたい、無責任なアウトプットが良くないことを。
伝えたい、吸収することの重要性を。
伝えたい、人生が素晴らしいことを。

二期目

先ほど行われました兵庫県印刷工業組合の総会・理事会におきまして、理事長に再任されました。
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一期目はコロナに振り回されましたが、思考を止めることなく可能な限り活動してきたと自負しています。
しかしながら中止や延期を余儀なくされた事業もあり、充分と言えるものではなかったことも事実です。
二期目もやらない言い訳を考えるのではなく、やれる方法を考えて活動を前進させたいと思っています。
兵庫県印刷工業組合の活動、印刷業界の未来にご期待ください。
生きていれば今日がちょうど60歳の誕生日だった兄貴も、きっとあの世から応援してくれているでしょうから心強いです。

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今日は先代社長である兄貴の18回目の命日。
56期期首に代表取締役に就任し、半年後に急死した兄貴の名前の決算書は存在しない。
55期は親父が、56期は私が代表取締役印を押した。
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この墓の中には当社の前三代社長が眠っている。
じいさん、親父、兄貴は今の私をどのように評価しているのだろうか。
落第点ではないだろうが、決して高くはないだろう。
精進しなければ。
ここに立てば気持ちが引き締まる。
墓参・納税・愛国!

学生生活日記16

1月に2021年度の全ての授業が終わり、大学4年生の一年が終わりました。
ゼミ以外の授業は全てオンラインでしたので、秋学期はゼミ以外履修しませんでした。
半期分の授業料を払い2単位しか履修しなかったのは大変贅沢なことですが、ゼミと卒論以外は卒業要件を満たすことができていますので、オンラインでの授業を履修する気にはなれませんでした。
そんな中、授業以外の時間に学生や先生方と交流を持てましたし、他学部の先生や学生とも同じ時間を過ごすことができたのは大きな収穫でした。

2022031901.jpeg一昨日と昨日の二日に分けて関西学院大学の卒業式が行われました。
私の所属する教育学部は一昨日でしたが、出席できたのは卒業生と教職員だけで、保護者も在学生も出席することはできませんでした。
式後の謝恩会も開催されず寂しいものとなってしまいましたが、私が大好きな数人が神戸に出てきてくれて一緒に杯を交わすことができました。
卒業後夢への一歩を踏み出す者、扉の手前でもう一度熟慮しようとする者と様々ですが、私の大好きな元同級生(現先輩)たちは全員人生について真面目に考え、必死にもがき、照れながらも一所懸命で、深く深く悩む人たちです。
そんな人たちと同じ時間同じ場所で学ぶことができた私は大変幸せでした。
私の方が彼らから学ぶものが大きかったと思っています。
翌朝私への感謝の思いを綴るLINEのメッセージに涙が溢れました。
「出会ってくれてありがとうございます。」
私の人生の目標は、一人でも多くの人に私と出会ってよかったと思ってもらうことですので、一人増やすことができたことをとても嬉しく思っています。
入学式翌日のオリエンテーションの日、10代の若者の中に一人ポツンといる奇妙な50歳の男に話しかけてくれた勇気ある彼女の人生が素晴らしいものになることを確信するとともに、いつまでも見守っていたいと心から願っています。
「僕の方こそ出会ってくれてありがとう。」
来年は卒業できるよう卒業論文に集中したいと思います。
関西学院大学教育学部4年生 武部 健也

2009年2月9日

今日は弊社二代目社長だった親父の命日。
生きていたら86歳。
何度も一緒に甲子園球場に行った1985年や、よく三宮に飲みに連れて行ってもらっていた学生時代を思い出す。
会社に入ってからは仕事の話はそれほどしなかった。
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親父が54歳、つまり今の私の年齢の時、私は大学4回生。
今の私は54歳の大学4回生。
墓前にて社業と卒論に注力することを誓う。

また、また。まだ。

緊急事態宣言が発令される度に落胆し涙する人の一方で、それを歓迎し、そのことで日常以上に利益を得ている人がいることを知らなければならない。
平等の意味を正しくとらえなければならない。
義務を果たしている人は正す権利も有しているのではないだろうか。
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今秋には必ず衆議院議員総選挙がある。
投票には必ず行こう!

孤独感

今年もここへ来ることができました。
弊社創業者であるじいさんの命日は、8月決算の弊社の期末に近いため、今期も無事に終えることを報告できます。コロナ禍という非常事態下にありながら、無事に来期を迎えられることは無上の喜びです。
じいさんは40期社長を務め、その後親父が15期、そして私が18期務めたことになります。
悲しいのは56期首社長に就任した兄貴がその期中に死んだため、名前がどの決算書にも無いことです。
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会社のことについては常に3人に見守られている(見張られている)ことを感じていますので、孤独を感じたことはありません。頼りない私を代表取締役にしたのですから、彼らの義務であると思いますが、それにしてもあの世に行ってからもうるさい3人です。
高級な純米大吟醸でも供えろよとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、じいさんはワンカップが大好きでした。
決してケチっている訳ではありません。