キャリア教育

今、当社では恒例になったインターンシップ生の受け入れ期間中である。
高校2年生の3人が印刷工場で一所懸命紙をさばいている姿は大変微笑ましい。その姿を見ながら26年も前になってしまった自分の高校2年生のときを思い起こしてみたが、毎日一所懸命遊び呆けていた姿しか浮かんでこなかった。
棚に上げるとはあまりいい意味では使わない。
でもある程度棚に上げてモノを言わないと劣化の一途を辿るのではないかと思うことがある。
私の会社の管理職の者たちは献身的に仕事に取り組んでいる。しかし、部下の管理・指導・教育ということに及第点を与えられる者は少ない。
大企業のように評価・教育を専門とする部署もないし、管理職になる前に然るべき研修期間を与えている余裕も無いので無理もないと思うのだが、根本には人に対する甘さがあるのではないかと思っている。優しさではなく甘さなのだ。
自分ができないことを部下に要求できないのであれば、部下がその上司を超えるのは非常に難しいのではないだろうか。人間的にどうであれ、仕事においては自分の理想を部下に追い求める部分があってもいいのではないかと思う。自分にできなかったこと、やっておくべきであったことに気付いた先輩が後輩にそれを要求して何が悪いのだろう。自分のミスを繰り返させず正しい道を指し示すことは決して棚に上げてモノをいうことではない。
自分にできないこと・できなかったことを部下・後輩に要求できないとすれば、通算本塁打16本の荒川博さんは世界の本塁打王王貞治さんにモノを言ってはいけなかったか?W杯でプレイしたことのない岡田武史監督は選手を指導してはいけなかったか?淀の3000mを3分台で走ることのできない武豊はディープインパクトにムチを入れてはいけなかったか?ちょっと例えが極端で偏り過ぎか・・・。
自分のできなかったことを愛情持って教えることはいけないことか?
自分の過ちを繰り返させないことは間違っていることなのか?
インターンシップはたったの5日間であるが、学ぶことの意味や色々な経験をする理由について考えるきっかけになってくれればと願う。
自分が高校2年生だったときのことは棚に上げて。

期日前投票

昨日、参議院議員選挙の期日前投票に行ってきた。これが本当にスムーズに行えるストレスの無いシステムで気に入っている。住所・氏名・生年月日等で本人確認さえできれば特に持参するものは無い。本当に時間が掛からず楽で良い。投票する候補・政党が決まっていれば期日前投票をお勧めする。投票日に何があるか分からないし・・・。
参議院議員選挙の投票率は2004年が56.57%、2007年が58.64%と推移している。果たして今回はどれくらいの投票率になるのだろうか。
と、ここまで書いたら昨年の夏の総選挙前にも何か書いたような気がして読み返してみた。
やはり私は投票率が高くなって欲しいようだ。
因みに衆議院議員総選挙の投票率は2003年が59.86%、2005年が67.51%、2009年が69.28%となっている。
で、その次に書いたことはM-1の決勝に進んで欲しいコンビについてであった。この中で私の希望通り決勝まで進んだのは「ハライチ」だけ。今年はその他のコンビにも頑張って欲しいなぁ。特に「かまいたち」に期待!
参議院議員選挙からM-1という流れがよく分からない・・・。なんだかなぁ。

心優しき男たち

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彼らは私のボディガードではありません。
心優しきボクサーたちです。
彼らにとっては普通のようですが、一般的には大変恐い見た目です。私も知り合いでなければ目を合わさないようにして足早に通り過ぎることでしょう。
しかし大変礼儀正しく、人の話もしっかり聞き、一緒にいると本当に気持ちよく格好いい男たちです。
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真ん中に座っている選手が、一昨日日本ランカーを倒しランキング入りします。
他の選手達も次の試合に向けトレーニングの日々だそうです。
考えられないような偶然で出会ったのですが、今ではとても熱く語り合うことができ、彼らの夢に便乗させてもらっています。
出会いのきっかけになったアメ村のイカ焼き屋さんに感謝です。
父の日ということでプレゼントをくれた尚也。ありがとう!
でも勝負パンツって・・・。
お前の試合の日に穿かせてもらうよ。

24

と言ってもアメリカの人気ドラマシリーズではない。
今日は私の甥の誕生日である。
24年前の今日は確か月曜日。2限目の英語の授業、出席の返事だけして廊下側の足元にあった通風のために設けられた小窓から抜け出し、赤ん坊を見るために病院へ向かったことを思い出す。何ができる訳でもないが身近に生まれた初めての赤ん坊に興奮していたのだろう。
あれから24年。今の自分の姿は全く想像できていなかったが、確かに24年という月日が経った。本当に色々あったが悪くはないと思っている。
今でも抜け出した授業を担当されていた先生のお名前を仕事上拝見する機会がある。その度に気付いてらっしゃったことと思うが、特に咎めることがなかった先生の優しさに心を痛める。ま、当然単位はいただけなかったが・・・。
誕生日は皆に祝ってもらうだけではなく、産んでくれた母親に感謝すべきだと思っているが、私の甥は同じように思っていると思う。
勤務先に近い寮を出て、早朝に出なくてはならないのに実家から通っているのも、短い間に夫・義父・娘と立て続けに失った彼の母親を思ってのことだろう。そんな彼であるから今日のこの日に感謝の気持ちを強く持っていることは間違いない。きっと言葉にしてはいないだろうが。
今日はうちの社員の誕生日でもある。彼には最近強く生活指導を行っているが、なかなか改善されない上に、次から次へと新たな問題点が湧き出してくる。今日を新たな自分を作り出すきっかけにしてもらいたいと願いながら彼の誕生日も祝いたい。
こう書けば若手社員のことのようであるが、彼は私よりも2つ年上。今日は彼の45回目の誕生日である。何だかなぁ。

はやぶさ

と言っても東京・西鹿児島間を走っていた特急列車ではない。
夢・希望の中、あらゆることを想定して立てられた緻密な計画を経て地球を旅立ったに違いない。
しかしその後考えられないような問題に遭遇し、挫折しそうな困難な状況を不屈の精神で乗り越え、さらに何度も訪れる不測の事態にも諦めず知識・知恵・経験で理性的・論理的に克服し、とうとう地球への帰還を果たした。
詳しく知らないがそういうことらしい。
本体はその役割を終え、成果をカプセルに託し大気圏に突入する際美しく燃え尽きた。
様々な問題を克服した本体は、その使命を果たし次代へのメッセージをカプセルに託し、それを見届けるように燃え尽きた。
天命を全うし美しく燃え尽きたのだ。
オーストラリア上空の美しい光の帯の映像を見てとてつもない感動に震えた。

幸せなとき

五目焼飯大盛と中華丼をおっさん二人で分け、それぞれ麺類を食べる。これ私のよくある昼食風景。
その日は野球の試合に行く前の昼食をおっさん三人で同じように。
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心配りが嬉しい。このさりげなさに感激した。
こういうのだなぁ。いいなぁ。幸せだなぁ。生きててよかったなぁ。
当然感謝の気持ちはしっかり伝えた。
それにしても心が温まる感動的な話。
何のことかお分かりだとは思うが念のため、「焼豚は通常二枚」なのだ。

野生の勘

「獣のように生きてきた人だったから、自分の死期も分かってたんだな。」
なんていうセリフをどこかで聞いたことがあるような気がする。
ベトナムへ旅立つ前、正式に「遺言書」を作成した。
残る社員へ業務に関することを細かく指示し、将来的なプランについてもできるだけ細かく文書化した。
私はぬくぬく育てられたペットのような生き方をしてきたようで、しっかり無事に帰ってきた。
ま、危機管理ができてるってことで。

ベトナム5(ハノイ)

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ベトナム最終日。
本日は土曜日ということもあり、終日観光。
0時10分発のフライトなので時間はたっぷりとある。
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昼食はブンチャという地元の人が愛する食べ物。
これはかなり美味しいものであったが、店の中の様子の写真は載せることができない。というのも観光客が立ち寄らなさそうな店なのでなかなか「えげつない」訳である。
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ベトナムで出会った人たち、ベトナムで再会した人たち。本当にありがとうございました。素晴らしい時間でした。心から感謝しています。皆さんにお会いできた縁を大切にし、皆さんに私に出会ってよかったと思われるよう頑張りたいと思います。
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そんな私の思いとは関係なくベトナムの町にはバイクが走り回り続ける。

ベトナム4(ハノイ)

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今日も晴れのベトナム。今日は正真正銘雨季に入ったハノイ。
自分が作ったものとか刻んだ歴史とか、自分が強いとか賢いとか。
そんなものは全て馬鹿馬鹿しく思えてしまう。
でも作ろうとか刻もうとか、強くなろうとか賢くなろうとか・・・。
自分に与えられた環境は変えられないが、受け止め方、生かし方は自分次第。
感謝する気持ちも恨む気持ちも自分次第。
羨ましがられるも憐れまれるも自分次第。
な~んとなくそう思った。
当然私は感謝感謝。
そうそう自分の人生を人に委ねてなるものか。恨んでなるものか。
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(もちろん視察2件)