三越で会いましょ♪

明日14日(水)から20日(火)まで日本橋の三越本店本館5階ステーショナリー売り場の一角で神戸派計画商品を販売させていただきます。
私は17日(土)から20日(火)まで売り場に立たせていただく予定です。
多くの皆様のご来店をお待ちしております。
「東京に来た時は一杯飲ろうぜ!」と声を掛けてくださった東京の皆さん。
この日程で上京するのですが、慣れない立ち仕事でフラフラになっていることが容易に想像できます。
「あの野郎、東京に来てるのに連絡よこさなかったな!」とお気を悪くなさいませんようお願いいたします。
体調とタイミングが合えば一杯行きたいですが・・・。
顔を見に日本橋まで来てね!ほんでいっぱい買ってね!

勧善懲悪

テレビCMって世相を反映しているとも言われていますが、最近弁護士事務所・法律事務所のCMが多いと感じます。
少し(かなり?)前はやたらと消費者金融会社のCMが多かったと思いますが、今はすっかり少なくなりました。
その後で過払い金請求なんちゃらのCMが多くなったのが一連の流れだとすれば、考えさせられてしまいますね。
労務問題に強い・離婚訴訟に強い・債務整理に強い・知的財産に強いとか得意分野で稼がないと弁護士先生たちも大変なんでしょうか。
どうも司法試験に問題漏洩があったようですから弁護士先生も大量に送り出されてさらに競争が激化していくのでしょうね。
大変ですね。
いずれにせよ私のような法律に明るくない人間を理不尽な不利益から守ってくれるのがプロの弁護士であり、善良なる弱者から金をむしり取ろうとする者が「弁護士」を名乗らないでもらいたいものです。
万が一そんな類の弁護士がいたとしても、そこへ丸投げするような愚かな者もいないと信じたいと思います。
もちろん私が知っている弁護士にはそんな人はおらず、法的弱者を救う志を持った人たちばかりですから安心ですが。
それにしても万年筆で書いていてインクが切れてボールペンに持ち替えた時のガッカリ感ってハンパねぇな。
今、まったく関係ないけど・・・。

六から6へ

弊社には約半世紀働き続けている印刷機械が2台あります。
創業者である私の祖父は機械工学を学んでいました。
そのため高額であることを考慮せずドイツ製機械の性能に対して純粋に惚れ込み、会社の資金繰りが大変厳しい状況でも購入契約を結んできたそうです。
その都度経理担当だった私の父は大変な思いをしたと当時を振り返っていました。
しかし同時にそのお陰で永年に渡り機械の買い替えを行わずに済んだので、結果的には正解だったとも言っていました。
オフセット印刷機も同様で更新回数も最少で済んだのではないかと思っています。
66-1.jpg
約50歳の2台の活版印刷機の操作技術は、昭和6年生まれの職人が平成6年生まれの若者に伝えました。
「もう充分できるようになったで!」と言う職人の声はとても嬉しそうでした。
66-2.jpg
バトンを渡す者、受け取る者の笑顔。
繋げることは素晴らしい、繋がることは美しいと思います。

ありがとうございました

僕が生まれて一家は5人になった。
先週その一家は1人になった。
僕が小学2年生の8月31日の夕方に、夏休みの宿題のため川の上流と下流の石を拾いに連れて行かれたこと。
高学年になると神姫バスの座席でどちら側に座るとおふくろを守れるか悩んでいたこと。
保護者懇談会のたびに「言っても聞かない時はどんどん殴ってください」と先生にお墨付きを与えていたこと。
鯨の皮を具材にした粕汁。
コロッケ。
中学入試の日に須磨駅前の店で一緒に食べたオムライス。
先週月曜日の海の日、文具大賞機能部門のグランプリを受賞したことが掲載された雑誌を持って見舞ったのが最後だった。
とうとう誰の死に目にも会えなかった。
土曜日に通夜、日曜日に密葬を終えた今週月曜日、連絡しなかったことを叱られると覚悟して社(やしろ)まで報告に行ったが、おふくろが見舞いに来た叔父に密葬にするので誰にも連絡しないと言っていたらしく、叱られることもなかった。
医師には一切の延命治療を拒んでいた。
最後まで明晰だった。
2015年7月24日(金)14時56分武部はるみ死去。
享年80。
肺気腫だった。
でも最後はそれほど苦しまなかったようだ、恐らく心臓がもたなかったのだろう。
安らかな顔だった。
3人の息子のうち2人に先に逝かれた。
孫にも1人先に逝かれた。
僕はちゃんと見送った。
それだけ。
僕の中にあの人の血が流れていることを心の底から誇りに思う。

2015日本文具大賞

Facebookで私と繋がっていただいている方には「またか!」という感じだと思いますが、こんなことは二度と無いことかもしれませんので後悔しないように書きまくりたいと思います。
isot15-1.jpg
7月8日(水)~10日(金)東京ビッグサイトでの第26回国際文具・紙製品展(ISOT2015)に出展してきました。
今回で3回目になる出展でしたが、過去2回とは比べ物にならないくらい多くの方に神戸派計画・神戸派工場のブースにお立ち寄りいただきました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
ゆっくりご案内できなかった方には心よりお詫び申し上げます。
さてその初日に会場にて日本文具大賞の表彰式がありました。
我々の新商品SUITO cleaning paperが第24回日本文具大賞の機能部門で優秀賞を受賞したのです。
万年筆のペン先を美しくするためだけに作られた商品にスポットライトを当てていただいたことに感動すら覚えました。
表彰状をいただいて喜びを噛みしめていた時にグランプリの発表。
isot15-2.jpg
久しぶり、いや初めて驚いて頭が真っ白になりました。
真面目にモノづくりに取り組み続けるように!と励まされていることを感じ、本業の印刷業に対して真摯に向き合い、新しい事業である文具製作にも真正面から取り組んでいく決意を新たにしました。
isot15-3.jpg
isot15-4.jpg
しっかり地に足をつけて進んでいきたいと思っています。
たくさんのお祝いのメッセージありがとうございました。
あ、ネットショップ神戸派商店もオープンしました!

ISOTとその前のSOPTEC

今年も出展します。
ISOT。http://www.isot.jp/
2015年7月8日(水)~10日(金)東京ビッグサイトです。
でももう今年を最後にします。
我々の企業規模で東京での展示会に出展するのは色々大変なのです。
コストはもちろんですが、労力も大変なものなのです。
最後なので少しブースを広くしました。
最後だと宣言しておかなければ心が揺れるかもしれませんので、今一度最後の出展だと宣言します。
多くのお客様にお越しいただき気分が高揚しているところへやって来る主催会社の営業マン。
「今来年のブースを契約していただきますと、とてもいい位置を確保できますよ。」
この言葉に心を奪われそうになってしまうことは間違いありません。
今年でISOTを卒業します!
最後のISOTでは神戸派計画の商品を紹介するのはもちろんですが、OEMやノベルティサービスを展開する神戸派工場のコーナーも設けます。
私も会期中ブースに立つ予定でいますので、皆様とお会いできることを楽しみにしております。
その前にSOPTECとうほく2015にお邪魔します。http://www.miyagi-pia.or.jp/soptec/
2015年7月4日(土)仙台卸商センター産業見本市会館「サンフェスタ」です。
神戸の印刷会社が印刷需要が減少する中、ジタバタと色々模索している様子を話せということなので行ってきます。
4年前の同じ会でも東日本大震災の被災者の皆さんへ阪神淡路大震災の同業者の被災者として話をする機会をいただきました。
こうして同業者の皆さんへ話をさせていただくことは、自分たちの取り組みを客観的に見直す機会にもなり本当にありがたいことです。
また逆に色々な方からご意見をいただくなど為になることが多いので、恐れ多いですができるだけ引き受けさせていただくことにしています。
東北の皆様にお会いできることがとても楽しみです。
前夜の牛タンも楽しみですが・・・。
仙台か東京でお会いしましょう!

11年

当社社屋に「社長室」という部屋がある。
今から12年程前に完成した現社屋にできたこの部屋を先々代も先代も使っていなかったが、現場を離れもともと営業部員でもなかった私はこの部屋に入らざるを得なかった。
寂しいので部屋のドアは開けっ放しではあるが・・・。
この部屋の片隅に兄貴の骨がある。
先代をまだ半分しか納骨していない。
不同沈下による社屋の傾斜に悩まされていた我々は今世紀に入るとほぼ同時に社屋の改修計画を進めた。
当初は社屋の基礎部分にジャッキを埋め込み、建物の水平を保つ工事をしようとしていたが、そのような改修よりも印刷会社にふさわしい建物を新築する道を主張したのが兄だった。
そうして2002年の6月から半年間印刷はほぼ全て外注に依存し、新社屋建築計画を実行に移したのである。
この事業を見届けた先々代である父は社長を退き、2003年11月に兄が社長に就任した。
ところがその半年後に突然奴はあの世に行ってしまった。
たくさんのものを残してくれたが、中でも大きかったのは返済が始まったばかりの社屋新築のための借入金。
この借入金を完済するまでは成仏させるつもりがなく、10年以上もの間そばに居てもらっていたのだ。
当初この借入金の最終返済日は2015年12月20日だった。
他の運転資金等の借入金は金利等の条件を考慮し、繰り上げて返済したり借り換えしたりしたのだが、この借入金だけはずっとそのまま12年間おいておこうと決めていた。
しかし今年に入り残り1年を切ったことから色々な条件を考えて意地を張らずに少しだけ早めに完済することにした。
先日その手続きを終えた時、何か一つの大きな荷物を置いたような気になり充実感を覚えたと同時に、寂しい気持ちにもなった。
兄貴と一緒に取り組んできたものの中で最も大きいものが終わって、離れてしまったような気になったのだ。
もちろん今取り組んでいるものは全て一連の流れの中にある訳だから、先代までが作り上げてくれたものの延長線上にあり、離れていることなど全く無いのだけれど象徴的なものの一つが終わったことは事実なので寂寥感が少しある。
でも経営者としては借入金が少しでも減ったことを素直に喜ばなければならないし、返済できたことに感謝しなければならない。
これからも設備投資等を積極的に行っていけるよう取り組んでいきたいと思っているが、これらは全て先人たちが築いてくれたものの上に積み上げていくものであることを忘れずにいたい。
たくさんの先輩たちがこの世を去った。
たくさんの先輩たちがあの世から我々を見守っていてくれていることだろう。
感謝の気持ちを新たに、先輩たちとの再会の日をできるだけ先にするよう頑張る。
あれから11年の日にあらためて。
そろそろ成仏させてやることを考えなきゃならないか・・・。

急げば今年のホワイトデーにも間に合いそう

ホワイトデーのお返しにいかがでしょうか?
この封筒にiiroを入れると、丸窓から覗いた3本のストライプあるいは4つのドットが乙女心をくすぐるはず。
whiteday.JPG
私のおっさん心は大いにくすぐられておりますので、ホワイトデーに限らずちょっとしたお礼に常備しておくのもいいかもしれませんね。
直射日光に当てなければ比較的長期の保存も可能ですから・・・。
いかがですか?
https://fromkobe.jp/contents/1-70.html
こちらは封筒3枚セットです。(iiroは別売です。)

評価

もちろんプラスのご評価をいただけることは最も嬉しいことですが、そうでないご評価やご意見をいただくこともありがたいことです。
g1.JPG
現在発売中の雑誌に当社製品についての記事がありました。
g2.JPG
当社が万年筆用に開発した紙「GRAPHILO」についてかなり酷評されてしまいました。
g3.JPG
しかしその内容は真剣に当社の製品を評価してくださったものでした。
我々が提案する「ぬらぬら感」と評価された方のそれは違うもののようでしたが、これは主観によるものですから違うことも当然あるでしょう。
しかしながらインクの乾燥が遅いというものは我々も認識していたこの紙の弱点でありますから、しっかり評価してくださったと思います。
筆記時の感触・裏抜け防止を重んじた時、どうしても乾燥に時間が掛かるということに目を瞑らざるを得ませんでした。
GRAPHILO関連商品に吸取紙は不可欠ですね。
ということもあり吸取紙関連商品を近日発売予定です。
これからも皆さまのご意見を参考にさせていただき、商品開発に努めていこうと思いました。
感謝。

2014年最終日

本年もありがとうございました。
大和出版印刷株式会社、2014年を終えることができました。
来年は我々の手で皆さまのお役に立ち、自らの力で一年を過ごしていきたいと思います。
積極的・能動的な組織になることをお誓いして今年一年のお礼としたいと思います。
本年のご愛顧、誠にありがとうございました。