次の日曜日と月曜日の早朝でようやくW杯が終わる。寝不足の日々から解放されるわけだ。と言ってもサッカーの無い日は飲みに出掛けていたので、その回数が増えるだけかもしれないが・・・。
大会が始まる前はフランスの優勝を予想していたのだが、今となってはイタリアが優勝しそうな気がする。それにしてもジダンの本気がもう見れなくなると思うと寂しい限りだ。社員からは頭髪だけジダンに似ているなどと言われたものだから余計に親しみを感じている。
ジダン、フィーゴ、ロベカル、中田英・・・。
隣の国からミサイルが発射されているというのに、呑気にサッカーや酒を楽しんでていいものだろうか。
履き倒れ
私は靴を磨くのが好き。と言っても人の靴を磨くほど靴を磨くことが好きではない。昼休みに自分の靴を磨いている。
高校生の頃お年玉を貯めたお金で少し贅沢なポストマンシューズを買って、それを毎日のようにピカピカに磨いて登校していた。当時キャンパス内に靴修理屋のおっさんがいて、意外にもそのオヤジの腕が良く、何度も底を張り替えてもらったりして大学生になってもその靴を履き続けていた。
その後その靴を履くこともなくなったが、どうしても棄てることができず引越しのたびにかみさんと口論になりながらも下駄箱の奥で隠居生活を送っていた。昨年大掃除の際その靴が発見され、その時にはカビも生えていたため断腸の思いでとうとうお別れした。寝不足の朝に棄てていいか尋ねられつい頷いてしまったことを今でも後悔している。
マメに靴磨きをしているが、これは完全に自己満足。私の足元を気に掛ける人などいる訳もない。ただ自分の足元がきれいであることでキチンとした気持ちになり仕事に向かえるのだ。
そう言えば、一人私の足元を気に掛けてくれる人がいた。鞄屋の革オタクのオヤジだ。彼は私の足元を覗き込み「いい革やなぁ」と言ってくれる。「いい靴やなぁ」って言えっちゅうねん!
久しぶりのフルコース
先ほど食べ終わった本日の私の昼食。久しぶりに代表取締役にふさわしくフルコースにした。
食べ終わった後に「幸せぇ~って何だっけ何だっけ♪」と口ずさむ呑気な昼休み。
営業部員が持って帰ってきたその時「アメリカ産牛肉輸入再開について日米が合意」のニュース速報。
いよいよ豚から牛へ・・・。待ち望んでいたその日が確実に近付いている。今までこの逆境の中頑張り続けた吉○家さんに拍手。
因みに持って帰ってきてくれた営業部員は貧しい学生時代に吉○家さんで白い飯と味噌汁だけオーダーして紅ショウガをおかずの夕食をとったことがあるらしい。その彼は今日特盛を食った。「社会人っていいなぁ」と思っていることだろう。
ブルー
盆栽・箱庭・相撲・ゾーンプレス・コンパクトサッカー。横並び・統制・協調・フラット3・組織サッカー。想像力・創造力・個人技・自主性サッカー。
昨日のシャツとネクタイもブルーだったけど、今日は別の気持ちでブルーのシャツとネクタイ。朝からテレビでは選手交代の内容やタイミングに疑問を投げ掛ける解説者。
私のところにもたくさんの選手達がいる。その起用法や環境作りに問題点があれば指摘してもらいたい。私はいつでもそれらに耳を傾ける用意がある。サッカーはいいじゃないか、次勝てばいいんだから。会社経営の敗戦は次のチャンスが与えられないかもしれないのだ。そう、18日と23日に勝てばいいわけ。簡単なこと。自主性を重んじたこの4年間を否定されないためにも是非いい試合を見せてもらいたい。「日本人はやっぱり型にはめた方がいい。創造性にも自主性にも欠けている。」なんて言われたくない。はず。
W杯
いよいよ今日W杯で日本が初戦を迎える。小学校・中学校でサッカーをやり、最近でもフットサルをやっている私にとっても大変楽しみなイベントである。今もドキドキして約8時間後に迫ったキックオフの時間が待ち遠しい。
前回の2002年の大会では日本の全試合を大勢の仲間達と大画面テレビを観ながら絶叫していた。特に勝ったチュニジア戦の後は仕事もほったらかして三宮へ繰り出したことが昨日のことのように思い出される。今回の大会はどうなるだろう・・・。周りのみんなもすっかり解説者気取りで色々予想をしているが、私も希望を込めて予想してみよう。予選は2勝1分で突破し、ベスト8まで進む。進め。進んで欲しい・・・。
これから2週間は声変わりしそうだな。
ディープのように
一昨日フットサルの練習を4ヶ月ぶりくらいに再開した。全く動けない。そりゃそうだ。日頃摂生して鍛錬を積んでいるプロのアスリートでも年齢による衰えは避けられないというのに、普段会社の階段を何度か昇り降りするだけの人間が着替えただけで走れる訳が無い。それにしても酷いもんだった。さらに昨日も体が全く動かず、今も立ち上がる時には相当気合を入れないといけない始末。これで今秋の大会に優勝することなんてできるのだろうか・・・。いや、できる。馬も人間も年々ズブくなっていくもの。あのディープインパクトですら調教ではあまり動かなくなってきているが、本番ではキッチリ結果を残している。そう、我々もディープインパクトと同じなのだ。秋には彼も我々も勝利を掴む。さ、サッカーシーズンの開幕だ。
心理学勉強しておけば・・・。
先週一週間このブログの更新を怠ってしまった。誰に対してって訳じゃないけど気まずいもんだ。大変忙しくさせてもらっていたというありがたい理由もあるのだが、何となく精神的に不安定な時期を過ごしていた。
ワカメで埋め立ての夢の頃からだろうか、やたら死んだ兄貴のことを思い出すことが多く、寝る時など自分の心臓も止まってしまいやしないかと不安になることも多かった。命日に兄貴と長い付き合いのあった人たちが集まってくれ偲ぶ会を開いてくれた。色々な思い出話をし、たくさんの人たちが兄貴の死を今でも悲しんでくれた。そんな中共通の友人がこの日のために一所懸命練習してくれ、兄貴が好きだった高中正義の曲をギターで弾いてくれた。感動した。そんなみんなの思いと、会社を引き継いだ私を支えようとしてくれる気持ちに打たれっぱなしの私の心だった。嬉しさや責任の重さが私を妙な精神状態にしていったが、仕事に影響してはいけないと思い続けていた。そう強く思えば思うほど、仕事から離れた時とても不安定な状態だったと思う。しかし、客観的に自分の状態を考えることに努めていたので見失うことはなかったはず。
先週兄貴の誕生日があり、奴の写真を持って会社の連中と飲み歩いた。その日に何故かもの凄く楽になった。どうせ毎年この時期には兄貴のことを思い出してこんな精神状態になるんだろうと思えた。早死にしたことはとても残念なことだけど、その分長く思い続けてやることができるんだと。何故かそう思えた。
いつもにも増して乱文だ。でもお構いなく公開してしまう。垂れ流し失礼。
ディープな衝撃
最近あまりプロ野球中継を観なくなったが、結果は気になるのでスポーツニュースは必ずと言っていいほど見ている。先週の土曜日のスポーツニュースを呆けて見ていたら、とんでもない映像に出くわした。オリックスの平野恵一内野手のプレイだ。見た方も多いと思うが、あれこそ正にプロのプレイ。一つのアウトの重みを恐ろしいほどの衝撃で思い知らせてくれた最高のプレイだった。私は今まで辻発彦という選手が最高のセカンドだと思っていたが、あのプレイで認識を変えた。地元チームであるにも拘らず初めて聞く選手だったが、彼はあの1プレイで私の中のベストセカンドプレイヤーになった。
大怪我を負ってしまったようだが一日も早い復帰を心から祈っている。そして彼が復帰すれば球場に足を運びたいと思っている。
最近涙腺が緩くなった。スポーツニュースにすら泣かされる。
時
今日は兄貴の三回忌。あれから二年が経ったんだ。一年目の365日はとても早く感じたけど、この365日は450日くらいに感じる中途半端な長さだった。両年ともうるう年ではなく、間違いなく365日だったのだけれど、長さの感じ方は違うものだ。
先日家族で三回忌の法要を行ったとき、甥である兄貴の息子が形見の腕時計をしていた。時を刻むものが受け継がれていく様がとても嬉しかった。そういえば長く兄貴を慕っていたうちの社員に形見である別の腕時計をプレゼントしたのは昨年の今日。奴はベルト交換する金が無いという理由で、未だに一度もその時計をしていない。何て野郎だ。
今日私は何年も前から欲しかった時計を買う。機械式のその時計は表からその一部を見ることができ、正確に時を刻もうとする鼓動が伝わる。私は時計や車にはそれほど頓着が無かったのだが、周りに時計に関する薀蓄を何時間でもしゃべり続ける時計オタクが多く、次第に時計が好きになってきた。法要の際この話をするとおふくろが「やっぱりおじいちゃんに似てきたなぁ」と。祖父は大の時計好きだったらしい。確かに祖父の遺品に時計は多かったが、どれもさほど価値のあるものではなさそうに見えた。おまけに金色のものばかりで、いただいて使おうとは思えなかった。しかし、祖父の腕で時を刻んでいたものだと思えば、今のうちにいただいておいて金が似合う正真正銘のおっさんになってから使わせてもらうことにするか。
私は自分の人生が長いか短いかは知らない。生まれ変わることがあるかどうかも知らない。だから短く生まれ変わりの無いものと思っておいた方が無難だと思い、そのように生きているつもり。
かみさん名義の積立を潰して買う時計で、一年を365日と感じるしっかりと正しい時間を過ごしていきたい。
想像
先日飲みに行ったとき私の向かいに座った女性が今度チーママ(チーって何?)になると言う。人を使う側になる不安を洩らす彼女に偉そうに講釈を垂れてやった。想像力を働かせることが肝要だと。つまり年齢や性別(男性スタッフもいるので)、趣味嗜好、育ちや価値観が違う人の考え方や行動の基準をどれだけ想像できるかで、対応の成否が決まるのではないかと伝えたのだ。偉そうに・・・。
想像と言えば、ニュースで見聞きする事件や事故。その被害者や家族の思いを想像するとき、とても辛い気持ちになる。今朝北朝鮮による拉致被害者の家族がアメリカ下院の公聴会で証言をされたニュースを見た。その時自分の家族や身の回りの人がもし実際に拉致被害を受けていたらと思い、涙が出てきた。もし自分の娘がある日突然姿を消して30年近く経ち、大人になった写真を見せられ、亡くなったという情報と別人の遺骨を渡されたりしたら私は・・・。まさに想像を絶することなのだろうけれど、それをやり遂げ正しく冷静に実際の行動を起こせる人が日本のリーダーであればと強く願う。
小さな組織の話ではあるが、私はそういうリーダーになれるよう頑張る。