愛する人を救えますか?

2004年7月1日厚生労働省が各都道府県知事宛に非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用を認めると通知した。たまたま兄が急死した2ヵ月後のこと。
昨日の新聞記事に大阪府の私立高校で行われた野球の試合で投手の高校生が打球を左胸に受け一時心肺停止状態になったが、観戦に来ていた救命救急士が学校に備え付けられてあったAEDを使用し蘇生させ、彼は一命を取り留めたとあった。そのAEDは最近同校の卒業生から寄付されたものらしいから彼は非常に幸運だったと言えると思う。
日本では毎日100人近くが心疾患による突然死で亡くなっており、その多くが心室細動によるものだそうだ。
日本循環器学会と日本心臓財団は現在AEDの普及に取り組んでいて、そのキャッチフレーズは「あなたは、愛する人を救えますか?」。
あれから3年。AEDの普及に何か力になれるよう取り組んでいきたい。
身近に起こったことからしか行動に移せないことを恥じるが、そのことを反省し少しでも人のためになり価値ある人生にしなければと思いを新たにしていこう。
兄貴のいない4年目が始まる。

コメント

  1. 上様の部下 より:

    ある日突然、愛する人がいなくなったら・・・。そう考えると、思考回路が停止しそうなほど怖い。
    身近に起こったことからでも、行動に移せるって、いいと思います。
    母がガンになって、抗がん剤で髪の毛が抜けてしまって・・・女性ながらにひどく落ち込んでいた時期がありました。私は・・・同じように思い悩んでいる女性のための募金しかできませんでした。そんな、小さなことしかできなかった自分が、とても小さく感じます。
    愛する人は、命をかけても守りたいっていう気持ちは、ホントですけど。

  2. kenbo より:

    お客様が骨髄性白血病で亡くなった時、骨髄バンクに登録しようと思い調べたことがあります。でも少し恐そう(痛そう?)だったので躊躇してしまいました。でも今年中には登録しようと思っています。できることから始めようかと思います。

  3. 堺のゆき より:

    ご無沙汰しています。お元気でご活躍のようですね。
    私が誰かわかりますか?
    ふと『大和出版印刷』で検索してみたところ、社長のブログを発見しました。
    スミからスミまで読ませていただきました。
    泣いたり、笑ったりしながら無言でブログを見ている母の様子に娘が怪訝な顔をしていましたが・・・(苦笑)
    大変良くして頂いた、従兄の突然の死去は私にとっても言葉に言い表せない衝撃でした。kenboさんにとっては、私なんかの何十倍も何百倍もの衝撃だったでしょう。。
    こんな悲しい思いを乗り越えて前向きに頑張っている姿に胸が熱くなってしましました。
    命の儚さ・重さ、人間の強さを感じながら、私も自分のできることから少しずつ何か始めてみたいと思います。
    遠くからですが『大和出版印刷』の益々のご発展とkenbo社長のご健康をお祈りしています。

  4. kenbo より:

    ゆきちゃん、コメントありがとう。
    本当に色々考える日々を過ごしているんだけど、その割に酒・タバコは控えず運動だけを控えている私はとんでもない野郎です。
    またみんなで会える機会を作りたいものですね。

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