新規事業

2年前に死んだ兄貴から以前ある仕事に誘われたことがあった。それは社屋のある六甲アイランドの二期埋め立て工事に関することだった。私は全く畑違いのその仕事に興味も自信も持つことができず、無下に断った。すると兄貴は本業を私に任せて埋め立て事業にのめり込んでいった。それから何年か経ったある日、どこかの大学教授が訪ねてきて埋め立て工事の現場を見たいと言う。そこで何人かの社員と一緒に初めてその現場を見に行った。するとそこには小船でたった一人動き回る兄貴がいた。しばらく皆で作業を見守っていると、その大学教授が「たった一人でしかもワカメだけでここまで埋め立てるとは素晴らしい。こんな素晴らしい仕事を私は見たことがない。」と感動の声を上げた。私はその姿を見て、協力の要請を断ったことへの後悔の念を抱くと同時にその素晴らしい仕事への感動の気持ちで熱いものがこみ上げてきた。何せ近くに生えているワカメだけで埋め立てて陸地を作っているのだから。
こんな夢をみて涙をボロボロ流しながら目覚めた私は相当疲れているのだろうか。夢占いのサイトには「兄がワカメで埋め立てる」は無い。

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