大切なこと(大人気ない私-待てばいいじゃないか-)

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昨日は東京から戻ってきました。来月はベトナム行きの予定もありますので、旅役者のようであります。

一昨日の上京前、新神戸駅でスウィーツを買おうと思いました。その日には女性二人に会う予定でしたし、新神戸駅には最近よくメディアに取り上げられている有名な店もありましたからそこのものを手土産に上京しようと思っていました。ショーケースの中に取り上げられたメディア名や分かりやすい商品の解説文も見られましたので、おっさんの私にも迷わず買い物ができるよう親切になっていました。そこで売れ筋の商品2つを指さすと「申し訳ございません。」というかわいい女性店員の声。「まだ入荷していないの?」「いえ、あります。」「じゃ、これをそれぞれ1つずつ。」「申し訳ございません。営業が9時からでして。」時計を見ると8時54分。準備万端で美しいショーケースの上部を暇つぶしのように拭いている店員に、「いや、商品もあるんだから売ってよ。」「申し訳ございません。」「何か問題あるの?」「申し訳ございません。営業は9時からですのでもう少しだけお待ちください。」
有名なショップだし、ここの社長と何度か話したこともあったので、どうしてもここのものを買おうと思っていましたが、この店員の態度に呆れ果て、二度とここでは買わないと決心した次第でした。そういう訳で手ぶらで上京したのです。ごめんなさい。

そこで1998年11月3日の朝のことを思い出しました。
私の誕生日が11月1日で、長男の誕生日が11月3日ですので、間の11月2日に招待券をもらっていたホテルに合同誕生日会ということで家族3人で宿泊していました。翌朝の11月3日に朝食のためレストランへ行き、ミールクーポン2枚を出すと、「失礼ですがお子様はおいくつでしょうか?」というかわいい女性スタッフの声。「あ、そうか6歳から子供も子供料金が必要なんですね。今日が誕生日で6歳になったんですよ。」「それはおめでとうございます。どうぞ。」と言って席へ案内し、子供の料金を取らなかったのです。一見して権限を与えられているようには見えない若い女性スタッフが、瞬間の自分の判断で料金の請求をしなかったことに驚くと同時に心地よさを感じました。そこで上司に相談に行かれたりしたらあっさり請求された方がよかったと思うでしょう。その女性スタッフの瞬時の判断で、このホテルがどのように教育しているか、何を一番に考えて行動すべきと指導しているかが分かり、本当に気持ちの良い思いをしました。
新神戸駅の洋菓子店の店名は書きませんが、このホテルは神戸ベイシェラトンホテルです。

ここまで書いた瞬間にディズニーランドのお子様ランチの話を思い出して胸が熱くなりました。

社員諸君、忘れてはならぬぞ!

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通りすがりの者です。
ケーキ店の話ですが、私は店員の対応は正しいと思います。
あなただけが、8時54分にケーキを買えるのはおかしい。

タイトルにも「大人げない私」と書いていますが、わかっているならなぜ記事にしたのでしょう?

匿名様
コメントありがとうございます。
私は融通をきかせることがあってもいいのではないかと思いましたので、記事にしました。あの時の状況は店員が暇そうに時間を潰しているように見えましたから、売る側のルールを買う側に押し付けるべきではないのではないかと思ってしまったのです。私が店長の立場ならお客様へのサービス向上のため臨機応変に行動するよう指示するだろうと勝手に思ってしまいました。ただこれは私の考え方なので、ルールを守ることの大切さを考えるとおっしゃる通りだと思います。
ご指摘ありがとうございました。

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このページは、kenboが2010年4月29日 17:42に書いたブログ記事です。

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